ADIブログ

思ったこと・学んだこと

10年経ってもマクロスFは名作すぎる

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 ちょうど昨日ふとマクロスFマクロスフロンティア)を見たくなって見返していたんですが、あまりに感動してしまったので皆さんにぜひ見てもらいたいと思いました。

いやぁこれが10年前の作品だとは・・・

マクロスシリーズ

超時空要塞マクロス(1982~83年)

マクロス7(1994~95年)

マクロスゼロ(2002~2004年)

マクロスF(2008~2011年)

マクロスΔ(2016年)

 年代的にかなり前なので見たことない人も多いと思いますが、まじで一回騙されたと思ってマクロスFを見てください。あまりの完成度の高さに驚くはず。

 このシリーズではどれも共通して、人間とは違った種族が登場し、互いに対立しています。そして人は他の種族に対抗するためにロボット(通称バルキリー)に乗って戦っていきます。ここまでは普通のアニメだと思うのですが、これに加えて歌が重要なファクターとなっています。というのも、人間は種としての存亡の危機に瀕しながらも「愛」からもたらされる「歌」の力で、たとえ異文化をもつ異種族であってもわかりあうことが出来るということがストーリーにて表現されています。

 あんまり話過ぎるのも長くなってしまうのでマクロスFの良かったところを書いていきます。

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①歌が良すぎる

 ほとんどの曲の作詞・作曲が菅野よう子さんなんです。これを聞いてハードルが上がった皆さんでも熱狂的にはまれると思います。理由としては、元々異種族との戦争をモチーフにしているだけあって、命を削りあうシーンが良く出てくるのですが、そういった激しさであったり、悲しみ、切なさを的確に表現しているメロディーや歌詞が考えられていて、それがほんとに美しいと思えるんです。そして当時では異例の主題歌・挿入歌のシングルやサウンドトラックがオリコンチャート5位以内に食い込む売り上げを記録したんです。オープニングやエンディングの曲だけでなく挿入歌やキャラソンにも力を入れているところがすごいですよね。

 他にもマクロスFでヒロインのシェリルというキャラクターがいるのですが、設定として「銀河の歌姫」という設定を忠実に再現するために、声優の坂本真綾さんとは別に歌パートでは歌手のMay`nさんを抜擢ました。そして一人のヒロインであるランカというキャラクターでは「新人歌手」という設定を守り、5000人の応募の中から選ばれた新人の中島愛さんを抜擢しています。このことから見ても制作陣の本気度がうかがえますよね。

 一応お勧めの曲を載せておきます。

・『トライアングラ―』

・『星間飛行

・『ライオン』

・『ダイアモンドクレバス』

・『ノーザンクロス

・『蒼のエーテル

・『射手座☆午後九時Don`t be late』

・『What`bout my star?』

・『ユニバーサルバニー』

・『インフィニティ』

・『アナタノオト』

・『放課後オーバーフロウ』

・『サヨナラノツバサ~end of triangle』

こんなにもあるん!?って思うかもしれないですが、まだ挙げてない曲もありますし本当に名曲が多いです。

こんなに出して曲のはずれがないってすごすぎる・・・・(>_<)

 

②ストーリーがいい!

  ストーリーとしては扱うテーマだけにダークな面がメインではあるとは思います。

というのも先程少し述べたように、価値観(文化)や姿かたちの違う異種族と戦争をしながらも、主人公や周りの人たちが歌という一種の言語を通じて分かりあっていくというストーリーは今の世界にも当てはまることだと感じます。お互いに立場があるから対立しているだけで、実際は分かりあうことが出来る状況って世の中に多いと思います。そういった時に一歩踏み込める勇気であったり、そもそも姿かたちや歴史による偏見について考えさせられますね。

 個人的には道徳の時間に授業するよりこういったアニメを見させる方がいいのではと思ったりしてしまうほど、人間的に成長もできると思います。

 

③人間描写がすごい

 

 特にヒロインのシェリルを見ていて感じたのですが、病に侵されながも戦場に立って歌い続ける描写であったりをみて、命のはかなさであったり激しさがビシビシと伝わり、その姿をみて美しさまで感じたのを今でも覚えています。強い女性に見えて実は繊細でか弱い女の子なんですね。

 もう1人のヒロインのランカは『銀河の歌姫』であるシェリルに全く引けを取らず、悲しいことがあったときでも立ち上がって歌を歌っています。シェリルとは逆にか弱いように見えて気が強くて度胸があるんです。

 主人公のアルトも最初はわがままなかっこいい坊ちゃんから始まり、戦いの厳しさや立場の難しさ、どう行動していけばよいのか苦悩しながらも、周りの人々と関わりあいながら成長していく姿がはっきり描かれていて、自分の事のように入り込むことが出来ます。

 個人的には立場に左右されずに守りたいものを守るおじさんキャラの艦長やオズマといったキャラクターがとても好きです。セリフがほんとかっこいい。

 そういったキャラクター1人1人にしっかり描かれていて見ごたえがあります。

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恋愛模様(3角関係)

いやーとにかくヒロインのシェリルもランカも可愛いんです!

マクロスのもともとのテーマとして恋愛(3角関係)を描いていてマクロスFもそれを踏襲しています。途中主人公のアルトがふがいなさ過ぎてキレそうになる場面もあるのですが、恋愛の高揚感であったり、すれ違いやもどかしい感じや嫉妬がしっかり描かれているので、よりヒロインの可愛さが引き立っていた印象です。歌にもそれが表現されているのでぜひアニメをみて聞いてみてください。

くぅ…アルトが羨ましい!

 

⑤バトルシーンが熱い!

 もともとガンダムとかが好きで、ロボットバトルは好きだったのですが、この作品の演出は特に好きでした。細かくてすいません(笑)。具体的には、バルキリーからミサイルを射出してミサイルが敵機を追従するシーンが戦闘中によく出てくるのですが、それが戦闘のスピード感であったり臨場感、迫力を増大させていると感じました。ロボットバトルに興味ない人でも絶興奮すると思います!

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