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花王の洗剤技術がすごい件

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花王さんのリンク

https://www.kao.com/jp/corporate/research-development/product-development/fabric-home-care/attack/

 

 皆さんは洗剤の効果ってどういうものか知ってますか?

 多分口を揃えて衣類の汚れを落とすことは答えられるでしょう。これはいわゆる「マイナスをゼロにする」発想ですよね。わかりやすく言えば、汚くなったから元の綺麗さに戻そうってことです。

 でも今までのその発想だと結局他のメーカーとの差別化もしずらいし、近年増えている少量の水で洗えるドラム式洗浄機の洗い残しという問題を解決できなかったのだそう。(なんとポリエステルの化学繊維だと綿の素材とかと比べて半分も洗えてないんだそう...)

 ここで花王さんが使ったのが「マイナスをプラスにする」という発想です。具体的に言えば、汚れを落とすだけではなく、汚れをつきづらくするというものです。個人的にこれは考えもつかなかったので素晴らしいと思いました。

 しかし開発段階で化学物質は今まで水に馴染まないため苦労されたそうですが、セルロースを加えることでAC-HECという成分を開発し、衣類の繊維を水に馴染みやすくし、服にコーティングをすることで、汚れを落ちやすく、つきづらくもする事ができたのです。

 企画をする際にこういった発想を持って取り組んでいきたいですね!